マジックのプレイングスキルが未熟な者が、メタを読み間違えて大会に出るとどうなるのか?

「死」あるのみである。

青白人間は一体どこに行ったのか?
最後のGPT神戸(イエサブ京都1/22)の結果は散々だった。

前回のGPTでは緑白ビートダウンで出場して青白人間や青白イリュージョンにいいようにやられた。周りにはケッシグもやはり多く存在しており、それらに対抗するにはどうすればいいのか。緑白を改良して青白系+ケッシグの両方に有利にもっていくには、自分の力量では限界に達していた。そんな中DNサーフィンを行なっていたら、海外の記事を翻訳しているページがあり、その外国人のエスパーコントロールは青白系に限らず、現存している多くのデッキに対して有利に戦えるようなことが書いてあった。
実際にそのデッキを使ってテストをしてみたところ、青白イリュージョンとは五分五分のような気がしたが、ケッシグや青白人間には有利に戦えることがわかった。最後のGPTの3日前である。

3日間、よく練習した。時間が限られているので、上記の青白人間、イリュージョン、ケッシグのみとしかテストプレイしていないが、デッキの完成度は高く、なにかいいことが起こりそうな予感がしていた。

そのデッキリストは以下の通り。

メイン
 3:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
 1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
 1:《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
 1:《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》
 2:《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》
 2:《忘却の輪/Oblivion Ring》
 1:《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
 1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
 2:《マナ漏出/Mana Leak》
 3:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
 3:《雲散霧消/Dissipate》
 3:《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
 3:《熟慮/Think Twice》
 4:《破滅の刃/Doom Blade》
 4:《審判の日/Day of Judgment》
 4:《氷河の城砦/Glacial Fortress》
 4:《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
 3:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
 2:《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
 2:《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
 3:《幽霊街/Ghost Quarter》
 1:《沼/Swamp》
 4:《島/Island》
 4:《平地/Plains》

サイドボード
 2:《外科的摘出/Surgical Extraction》
 2:《否認/Negate》
 2:《幻影の像/Phantasmal Image》
 1:《忘却の輪/Oblivion Ring》
 1:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
 1:《太陽のタイタン/Sun Titan》
 1:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
 1:《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
 1:《ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard》
 2:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
 1:《叱責/Rebuke》


オリジナルのレシピには、メインに清純のタリスマンというカードが2枚投入されていた。自分はそんなカードは持っていなかったので、そこは黒ゼニスと青ゼニスを1枚ずつ入れて対応した。ゼニスはやっぱ強い。
サイドは大きく変更した。オリジナルのサイドにはカーンが入っていた。その昔、ケッシグ系のデッキで遊んでいたときに自分もデッキにカーンを入れていたことがあったが、大変重く使いづらかった印象があったので今回は採用を見合わせた。

で、結果はどうなったのか。

1回戦 エスパーコントロール ×-×
あっ、いきなりコントロールや・・・。
R1 デッキの使い方を熟知してなかったみたいで、禁忌の錬金術を温存しすぎて負け。
R2 カーンの強さを教えてもらって負け。

2回戦 赤単 ×-○-×
R1 貴族→嵐血→フェニックスで負け
R2 相手3マリで勝ち
R3 R1と同じ・・・負け

ブン回った赤単を止めることは誰にもできない・・・。

3回戦 グリッサと松明デッキ ○-○
R1 相手のキープミスで土地が一枚で止まって勝ち
R2 クリーチャーやパーマネントを丁寧に除去して勝ち

4回戦 青白トークン ×-×
R1 あんまり覚えてないけど、負け
R2 ちょっとしたミスでトークンが一匹残ってしまい、それにちょっとずつ殴られて最後はそれに剣がついて負け。

5回戦 青白コントロール ×-○
R1 いつまでたってもカウンターを引けず、ジェイスが通って負け。
R2 白タイタンが通って勝ち。そこで時間切れとなる。

6回戦 エスパーコントロール ×-△
R1 堀葬の儀式でアドバンテージ取られて負け
R2 なんとかX=4の青ゼニスでカード引いたら全部土地で最悪。時間切れ引き分け。

なにこれ。
1-4-1・・・。

最後に対戦した同系で出場された方やグリクシスコンで出た友人たちと話したが、どうやらメタを読み間違えたらしい。皆、青白人間や青白イリュージョンと戦いにきたのだ。しかしそんなんいたか?ほとんどいなかったよ。こんなにたくさんコントロールと当たるとは思っていなかった。

コントロール対決ではカーンは強かった。カーンは確かに重いが、コントロール同士の対決では土地がとてもたくさん並ぶので、リークケアして唱えることも十分に可能だ。場に出てしまうとどの能力も強力だ。カーンを除去するまではこちらはプレインズウォーカーを唱えることができないし、その間にどんどん手札を追放していかなければならない。前日にサイドから抜いてしまった自分はバカだった。

また、禁忌の錬金術の使い方をよくわかっていなかったことも愚かしいことだった。コントロール対決となった1回戦、禁忌の錬金術をやや温存するプレイを心がけていた。何かほしいカードがあったら唱えるようにしていた。先に相手にライブラリーアウトしてもらおうという考えが頭をよぎったからだ。でも間違いだったように思う。瞬唱の能力を最大限に活かすためにも墓地は肥やしておくべきだった。

自分はどちらかというとビートダウンよりもコントロールデッキのほうが好きだ。そちらのほうが経験も豊富だった。しかし、それはレガシーの話であり、スタンダードではほとんど緑白を使ってきた。コントロールデッキの経験値が浅かったように思う。それがデッキ構築やプレイングに出てしまった結果が、今回の敗北だと思う。経験が浅いといっても、対ビートダウン、今をときめいているはずだったケッシグや青白系のデッキとは十分に練習したので、それらに勝つ自信はあった。けど今回はあまりそれらとは当たらなかった。メタゲームの重要性と、現スタンダードのメタゲームの移り変わりの速さを目の当たりにした。いい勉強をさせてもらった。

もう少し「メタゲーム」について考察する必要があると感じた。

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