現状のメタゲームを考える
2010年11月29日 MTG世界選手権のサイドイベント(レガシー)まで2週間を切った。現在のメタ分析を行ってみる。
感覚的には、現在のレガシー環境は【瞬殺コンボVSサバイバル系】の様相を呈している気がするが、実際にはどのようになっているのか。レガシーではある特定のデッキが大変有力であったとしても、全体の割合からみると多くて10%程度であると思う。前回のAMC(2011年11月21日)を参考として、各デッキの勢力分布を確認する。
【参加人数:54名】
ズー 5 (森の知恵ズー×3、サバイバルズー、通常ズー)
ANT 4
罰する日コン 4
マーフォーク 3
親和 3
サバイバル系 3 (UGマッドネス×2、GWサバイバル)
バント系 3 (テンポバント、PROバント、竜巻入りバント)
ローム 2
スニーク 2
カナスレ 2
リア二 2
白ウィニー 2
その他 19 (一つしかないものは全てその他にまとめた)
上記をもう少し大雑把に捉えてみる。
ビートダウン 12(高速ビート×10、ローム×2)
コンボ 8
クロックパーミ 5
コントロール 4
サバイバル系 3
部族 3
その他 19
※「その他」には、上記のビートダウンやコントロールに含まれるものもあるが、 内容をきちんと把握できていないの、今回は「その他」とする。
上記の結果を見ながら、考え付いたことを列記してみる。
①サバイバル系のデッキはそんなに多くない。
サバイバル系デッキが横行しているイメージがあったが、それほど多くなかった。
数字にすると全体の5.6%だった。「サバイバルズー」は、今回は「ズー」としてカウントした。「ズー」において、「適者生存/Survival of the Fittest」は良質クリーチャーをもたらしてくれる素晴らしいカードである。しかし、現環境において、瞬殺コンボ系と相対した時にこれを戦場に出した次のターンにコンボスタートされるより、クリーチャーなり火力なりをたたきこんで、すばやくビートするほうがよいと思う。したがって、しばらくはこのカードは「ズー」から外されるのではないかと考えている。とは言え、サイド後については、相手のコンボが少しでも遅れた時に対策クリーチャー(エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist等)を引っ張ってこれることは重要かもしれない。
②レガシーはやはり高速ビートが多い
内訳は「ズー×5、親和×3、白ウィニー×2」である。「炎渦竜巻/Firespout」や「 破滅的な行為/Pernicious Deed 」は全体的に見ると、有効なカードであると思う。特に、最近は親和が増加傾向にあるので「 破滅的な行為/Pernicious Deed 」は強いと思う。通常のデッキでは突破が困難な「刻まれた勇者/Etched Champion」に対する回答でもある。
③高速ビートに次いでコンボが多い。
全体の14.8%は瞬殺コンボである。手札破壊やカウンターのないデッキは、高速で相手を倒せる構成にしておかなければ生き残れない。
③部族の減少
今大会以前のメタ分析を行っていないので断定できないが、少なくなったように感じる。マーフォーク3名と、ベスト8に入った親和エルフ1名の4名のみ。「ゴブリン」は皆無だった。
④CTGの不在
CTGに泣かされたデッキは数多いと思う。ANTもその一つだ。しかし、蔦がどうにもならいこと、部族に不利なこと、3マナ以上の強力な呪文が多いことなどが原因で使用者が少なくなったのだろう。「相殺/Counterbalance」も全体で7枚しか使用されていない。ANTが余計に脅威に感じられる。
【今後の動向を考える】
コンボが多くなると「マーフォーク」が増加する可能性がある。「ゴブリン」が少なくっていることも追い風だ。しかし、「ズー」の数が減らないので、サイド後に「非業の死/Perish」で応戦できるタッチ黒型が有効か。「根絶/Extirpate」をサイドに入れることもできる。そうなると、余計にCTGの使用者が減ると思う。CTGがいないのならば、「カナスレ」が有効だと思う。このデッキはコンボにも強い。ただし、プレイが難しいと思うので多くは増えないだろう。また、現環境では「チームアメリカ」も有効だと思う。手札破壊、カウンター、ビート要素、を備えており、その他にも、コンボに強いアタッカー「ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique」、ビートに強い「破滅的な行為/Pernicious Deed」が入っており、サイドから「根絶/Extirpate」を投入することもできる。ただし、こちらもやはりプレイが難しいと思うので、激増することはないと思う。(今大会は1名のみ)
さて、自分は何を使うべきか。
上記の結果を考えると、「ANT」、「チームアメリカ」あたりがいいのかな。
感覚的には、現在のレガシー環境は【瞬殺コンボVSサバイバル系】の様相を呈している気がするが、実際にはどのようになっているのか。レガシーではある特定のデッキが大変有力であったとしても、全体の割合からみると多くて10%程度であると思う。前回のAMC(2011年11月21日)を参考として、各デッキの勢力分布を確認する。
【参加人数:54名】
ズー 5 (森の知恵ズー×3、サバイバルズー、通常ズー)
ANT 4
罰する日コン 4
マーフォーク 3
親和 3
サバイバル系 3 (UGマッドネス×2、GWサバイバル)
バント系 3 (テンポバント、PROバント、竜巻入りバント)
ローム 2
スニーク 2
カナスレ 2
リア二 2
白ウィニー 2
その他 19 (一つしかないものは全てその他にまとめた)
上記をもう少し大雑把に捉えてみる。
ビートダウン 12(高速ビート×10、ローム×2)
コンボ 8
クロックパーミ 5
コントロール 4
サバイバル系 3
部族 3
その他 19
※「その他」には、上記のビートダウンやコントロールに含まれるものもあるが、 内容をきちんと把握できていないの、今回は「その他」とする。
上記の結果を見ながら、考え付いたことを列記してみる。
①サバイバル系のデッキはそんなに多くない。
サバイバル系デッキが横行しているイメージがあったが、それほど多くなかった。
数字にすると全体の5.6%だった。「サバイバルズー」は、今回は「ズー」としてカウントした。「ズー」において、「適者生存/Survival of the Fittest」は良質クリーチャーをもたらしてくれる素晴らしいカードである。しかし、現環境において、瞬殺コンボ系と相対した時にこれを戦場に出した次のターンにコンボスタートされるより、クリーチャーなり火力なりをたたきこんで、すばやくビートするほうがよいと思う。したがって、しばらくはこのカードは「ズー」から外されるのではないかと考えている。とは言え、サイド後については、相手のコンボが少しでも遅れた時に対策クリーチャー(エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist等)を引っ張ってこれることは重要かもしれない。
②レガシーはやはり高速ビートが多い
内訳は「ズー×5、親和×3、白ウィニー×2」である。「炎渦竜巻/Firespout」や「 破滅的な行為/Pernicious Deed 」は全体的に見ると、有効なカードであると思う。特に、最近は親和が増加傾向にあるので「 破滅的な行為/Pernicious Deed 」は強いと思う。通常のデッキでは突破が困難な「刻まれた勇者/Etched Champion」に対する回答でもある。
③高速ビートに次いでコンボが多い。
全体の14.8%は瞬殺コンボである。手札破壊やカウンターのないデッキは、高速で相手を倒せる構成にしておかなければ生き残れない。
③部族の減少
今大会以前のメタ分析を行っていないので断定できないが、少なくなったように感じる。マーフォーク3名と、ベスト8に入った親和エルフ1名の4名のみ。「ゴブリン」は皆無だった。
④CTGの不在
CTGに泣かされたデッキは数多いと思う。ANTもその一つだ。しかし、蔦がどうにもならいこと、部族に不利なこと、3マナ以上の強力な呪文が多いことなどが原因で使用者が少なくなったのだろう。「相殺/Counterbalance」も全体で7枚しか使用されていない。ANTが余計に脅威に感じられる。
【今後の動向を考える】
コンボが多くなると「マーフォーク」が増加する可能性がある。「ゴブリン」が少なくっていることも追い風だ。しかし、「ズー」の数が減らないので、サイド後に「非業の死/Perish」で応戦できるタッチ黒型が有効か。「根絶/Extirpate」をサイドに入れることもできる。そうなると、余計にCTGの使用者が減ると思う。CTGがいないのならば、「カナスレ」が有効だと思う。このデッキはコンボにも強い。ただし、プレイが難しいと思うので多くは増えないだろう。また、現環境では「チームアメリカ」も有効だと思う。手札破壊、カウンター、ビート要素、を備えており、その他にも、コンボに強いアタッカー「ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique」、ビートに強い「破滅的な行為/Pernicious Deed」が入っており、サイドから「根絶/Extirpate」を投入することもできる。ただし、こちらもやはりプレイが難しいと思うので、激増することはないと思う。(今大会は1名のみ)
さて、自分は何を使うべきか。
上記の結果を考えると、「ANT」、「チームアメリカ」あたりがいいのかな。
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